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「また比べちゃった…」と自己嫌悪になるママへ

~目次~


1. 子どもの成長の違い
 🍀ひとりひとり違うのは当たり前

2. 比べることで苦しくなる理由
 🔶比べることが悪いわけじゃないけど…

3. ちょっとした考え方の置き換え
 ①「昨日のうちの子」と比べてみる
 ②「やろうとしている姿」をほめる
 ③比較してもいい

4. 園でも「その子らしさ」を大切に
 ①「やりたい気持ち」を大切に
 ②子ども同士の違いから学ぶことも

🌸さいごに|少しずつ

「なんであの子はあんなにしっかりしてるんだろう?」

「うちの子、まだおむつも取れないのに…」

こんなふうに、つい他の子と比べてしまっては
「また比べちゃった…」
「私ってなんてダメなお母さんなんだろう」
そんなふうに自己嫌悪に陥った経験、ありませんか?

特に公園や支援センター、SNSなんかを見ていると、
同じくらいの年齢なのに「うちの子よりすごい…」と感じてしまうことってありますよね。

「ちゃんと育てられてないのかな、私…」

でも大丈夫。
そうやって悩むのって、
それだけお子さんのことを一生懸命考えている証拠なんです。

この記事では、
他の子と比べてしまって自己嫌悪になるママへ向けて、
ちょっとだけ心が軽くなるヒントをお届けします。

「うちの子のペースでいいんだ」って、
少しでも思えるきっかけになれたら嬉しいです。

1. そもそも、子どもの成長はどうしてそんなに違うの?

「同じ年なのに、なんであの子はもうあんなにおしゃべりなの?」

「うちはまだ“ママ”くらいしか言わないのに…」

こんなふうに思ったことがあるママも、多いのではないでしょうか。

でも実は、幼児期の発達って、
とても個人差が大きいものなんです。

半年どころか、ほんの数か月の違いでも
言葉や運動、社会性の伸び方に大きな差が出ることはよくあります。

🍀データが示す「ひとりひとり違う」の当たり前

例えば、厚生労働省が公表している発達のガイドラインでも、
「○歳でこれができる」という基準はあくまで目安であって、
実際にはかなり幅があるとされています。

ある研究では、同じ年齢の子どもたちでも
「話し始めが1年くらい違う」なんてことも普通にあるそうです。

「じゃあ、うちの子が遅いわけじゃないの?」

そう、決して遅いわけでも、劣っているわけでもないんです。

それぞれの子には、その子なりのリズムがあります。
発達のグラフ(発達曲線)を見ても、ぐんと伸びるタイミングは本当に人それぞれ。

だからこそ大事なのは、
「うちの子のペースで成長している」って、
ちゃんと信じてあげることなんですね。

2. 比べることでママが苦しくなる理由

「ちゃんと育てたい」
「困らないようにしてあげたい」
そう思うからこそ、つい比べてしまう。

それって、ママが一生懸命だからこそなんですよね。

でも、比べることが増えれば増えるほど、
「なんでうちはできないんだろう」
「私の育て方が悪かったのかな…」
と、自分を責める気持ちが大きくなってしまいがち。

🔶比べることが悪いわけじゃないけど…

比べるのは、実は自然な感情です。
本能的に「周りと同じかな?」と確認して安心したい気持ちって、誰にでもあるもの。

でも、それが行きすぎてしまうと、
「できるか、できないか」ばかりに目が向いてしまうんです。

そうすると、
子どもの小さなチャレンジや楽しんでいる様子を見逃してしまうことも。

「比べちゃダメって分かってるけど、どうしても比べちゃうんだよなぁ…」

うんうん、それでいいんです。
「比べる自分」を責める必要なんてありません。

ただ、もしそのせいでママが苦しくなってしまうなら、
ちょっとだけ目線を変えてみませんか?

3. 自己嫌悪を減らすヒント|ちょっとした考え方の置き換え

「比べちゃダメって分かってても、気づくと比べてる…」

そんな自分に気づくと、また自己嫌悪。
頭では分かっているのに、心がついていかないのってよくありますよね。

①「昨日のうちの子」と比べてみる

同じ年の子と比べて落ち込んでしまうときは、
ちょっと視点を変えてみませんか?

例えば、「あれ?この前よりお話が増えたかも」
「前は泣いてたのに、今日は自分で靴を履こうとしてる」
そんなふうに、昨日や一週間前のわが子と比べてみるんです。

そうすると、
小さな成長に気づいて、自然と嬉しくなることが増えますよ。

②「できた」より「やろうとしている姿」をほめる

子どもって、大人が思う以上にいろんなことに挑戦しています。

まだうまくできなくても、
やってみようとする姿そのものが、もう立派な成長の証。

「結果ばっかり見てたかもしれないなぁ…」

大丈夫です。
これからちょっとずつ、「やろうとしてる姿」を見守ってあげれば十分。

③比較してもいい。でも最後は「うちはうち」

比べてしまうのは当たり前のこと。
でも、比べたあとに「うちはうちのペースで大丈夫」って、
そっと自分に言い聞かせてみてください。

それだけで、少し心がラクになるはずです。

4. 園でも「その子らしさ」を大切にして見守っています

「他の子はもっとできるのに…」
そんなふうに感じるとき、つい家庭だけの問題だと思いがちですよね。

でも実は、園でも同じように、
子ども一人ひとりのペースや個性を大事にしながら見守っているんです。

①できる・できないより「やりたい気持ち」を大切に

たとえば、お友だちよりちょっと言葉が遅くても、
お片づけに時間がかかっても、

先生たちは「どうしてできないんだろう」じゃなく、
「今どこまでできるかな?」
「やろうとしてるかな?」を見ています。

「園でうちの子、どう思われてるんだろう…」

大丈夫ですよ。
園では日々の小さな“挑戦”や“できた!”を見つけて、
その子なりの成長を喜んでいます。

②子ども同士の違いから学ぶことも

園ではどうしても子ども同士を比べる場面が生まれますが、
それは決して悪いことばかりではありません。

「まだ○○できないな」と大人が感じることも、
子ども同士の関わりの中では、
「ぼくもやってみよう」
「わたしもできるかも」という刺激になるんです。

園の先生たちは、そうした子ども同士の自然な影響を見守りつつ、
必要なときはそっと手を差し伸べています。

だから、ママもどうか安心して
「うちの子はうちの子のペースでいいんだな」って思ってくださいね。

さいごに|比べないのは難しくて当たり前。でも少しずつ

「他の子と比べちゃいけない」
そんなこと、頭ではちゃんと分かっているんですよね。

でもつい、
「うちの子はまだこれができないのに」
「隣の子はあんなに上手なのに」
って比べてしまう。

「分かってるけど…難しいんだよなぁ」

そう、比べないなんて無理なんです。
それくらい、ママはいつもお子さんを真剣に見ているから。

だけど少しだけ、比べる相手を変えてみませんか?

昨日のわが子、1週間前のわが子、そして半年前のわが子。

きっと、「できるようになったこと」や「変わったところ」が
たくさん見つかるはずです。

そして同時に、
「こんなに毎日ちゃんと向き合ってる私、よくがんばってるな」
そうやって、自分にも小さな花丸をつけてあげてください。

園でも、その子らしい成長をゆっくり見守っています。
だから、ママもどうか安心してくださいね。

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