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夫婦喧嘩が多い家ほど子どもが荒れるって本当?育ちに影響する“家庭の空気”の話

~目次~

1. 子どもは空気を読む天才
2. じゃあ、どうすればいい?
 💡安心の習慣を増やす工夫
 🍀もうひとつの安心基地を味方に
3. 園というもう一つの居場所
 🍀安心できる環境づくり
 💡子どもの気持ちを見逃さない

「最近、子どもがよく怒ったり、泣いたり、ぐずったりする…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?

特別なきっかけがあったわけでもないのに、
朝の支度で泣いて動かなくなったり、夜寝る前に急に怒り出したり。
「あれ、うちの子、こんなだったっけ?」と戸惑うママの声、実は少なくありません。

この時期の子どもはまだ、自分の気持ちをうまく言葉にできないぶん、
“行動”で不安やストレスを表現することがあります。

でも…
「私のせいかな…?最近ちょっと夫とケンカが多くて…」
そんなふうに、自分を責めてしまいそうになること、ありませんか?

実は、夫婦の関係性は、子どもにとって「見えない空気のような影響」を与えると言われています。
目に見えないからこそ、親も気づきにくく、子ども自身も整理できずにモヤモヤを抱えてしまうのです。

本記事では、

✔「家庭の空気」が子どもにどう影響するのか

✔ イライラや荒れた行動の背景にある“子どものサイン”

✔ 今できる「心の土台」の整え方

をお伝えしていきます。
ママ自身の心も少しだけ軽くなるようなヒントも、一緒に探していきましょう。

1. 子どもは“空気”を読む天才

夫婦関係のストレスが子どもにどう伝わるのか?

大人の私たちでも、なんとなく感じる“空気のピリつき”。
実は、小さな子どももそれをしっかり感じ取っていることをご存じですか?

言葉にしなくても、声のトーン、表情、沈黙の長さ、ドアを閉める音…。
子どもは五感すべてを使って、「ママとパパ、何かあった?」と察しています。

「でも、子どもの前ではケンカしてないし、大丈夫じゃない?」

そんなふうに思っていても、子どもはちゃんと“雰囲気”で分かるもの。

研究によると、夫婦喧嘩を“見せていない”場合でも、感情的な張りつめた空気を感じた子どもは、
不安や情緒不安定になりやすい
ことが明らかになっています(※厚生労働省「児童虐待防止の手引き」より)。

さらに脳科学の分野でも、幼児期は“安心感”の中で脳が健やかに育つと言われています。
ママとパパの関係が穏やかであることは、子どもの「ここは安心できる場所だ」と思える心の土台づくりに欠かせないのです。

でもここでひとつ、お伝えしておきたいのは…

「ケンカする夫婦が悪い」わけではないんです。

人間ですもの。意見がぶつかったり、時に声を荒げてしまうこともありますよね。
大切なのは、そのあとどうするか
子どもは、“その空気をどう整えるか”までをしっかり見ています。

次は、「じゃあ実際にどうすればいいの?」というママの声にお応えして、
家庭でできる“心の土台づくり”のヒントをご紹介します。

2. じゃあ、どうすればいい?

「やっぱり子どもには、安心して毎日を過ごしてほしい」
そう思っていても、忙しい毎日の中で夫婦のすれ違い気持ちの余裕のなさは、どうしても起きてしまいますよね。

「正直、育児と家事と仕事で手一杯。
ケンカしたあとのフォローまで気が回らない…」

そんな声、決して珍しくありません。

大丈夫です。完璧じゃなくていいんです。

ほんの少しだけ、“子どもにとっての安心”を意識することで、家庭の空気はぐっと穏やかになります。

💡 子どもに伝わる“安心の習慣”を増やす工夫

・「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえり」など日々のルーティンを丁寧にする

・スキンシップやアイコンタクトを意識的に取り入れる

・親同士がケンカしたあとには、子どもに一言「大丈夫だよ」と伝える

こうしたさりげない“安心のサイン”が、子どもの心にとっては大きな意味を持つのです。

また、「イライラしてしまった日」は、自分を責めるのではなく、

「今日はごめんね。ママもちょっと疲れてたな」
そんな風に言葉で気持ちを共有することも、子どもにとっては安心材料になります。

🍀「園」という“もうひとつの安心基地”を味方に

家庭だけで頑張りすぎないことも、子育てにはとても大事。
子どもが毎日過ごす場所――幼稚園というもう一つの環境も、親子にとって強い味方です。

「でも、こんな悩み、園に相談してもいいのかな…?」

そう思っていたママこそ、実は一歩踏み出してほしいんです。

子どもの情緒や心の動きに敏感な先生たちだからこそ、
ちょっとした変化に気づいて、一緒に見守ってくれる存在になります。

3. 家庭の空気と子どもの安心を支える、園というもう一つの居場所

家庭がちょっと慌ただしい時期、ママの心に余裕がない日もある。
そんなときでも、子どもが落ち着いて過ごせる“場所”があること。
それは、親子のどちらにとっても、とても大切な支えになります。

「うちの子、園に行くと落ち着いてるで…」

実はそれ、園が“心の安心基地”になっている証拠かもしれません。

焼津中央幼稚園では、子どもたちの毎日が“心地よく、安心できるリズム”で流れていくよう、
さまざまな工夫を重ねています。

🍀安心できる環境づくり

・日々の「園だより」で、保護者と丁寧に気持ちを共有

・園庭では、安全面に配慮

・水遊び・ダンス・英語・リズム遊びなど、“好き”が育つカリキュラム

行事も、クリスマス会やお店屋さんごっこなど、ただのイベントではなく、
自己表現や他者理解の“きっかけ”になるよう大切にされています。

💡子どもの気持ちを見逃さない「人」の力

在園中に子どもの様子がちょっと違うとき、
先生たちはそっと寄り添い、気づいたことをママやパパにも伝えてくれます。

大きなことでなくても、「ちょっと最近静かだな」「今日はよく笑ってたな」と、
毎日見ているからこそわかる“ちいさな変化”を拾い上げてくれるんです。

「うまく言えないけど、何だか子どもが変わってきた気がする」

そんな時期こそ、園という場所が背中を支えてくれるのかもしれません。

家庭の空気は、日々の暮らしのなかで揺れ動くもの。
でも、子どもが「ここなら大丈夫」と思える居場所がひとつあるだけで、
その揺れは、そっと和らいでいきます。

🍀見学やご質問はいつでも歓迎しています。
ぜひこちらからお問い合わせくださいね。
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