~目次~
1. 自信がある子は、なぜ伸びる?
2. 幼児期に育てたい“自信”の土台
3. 自信を育てるための関わり方
まとめ|自信が子どもの未来を切り拓く

「うちの子、何をするにも“ムリ”って言うんです…」
そう話してくださったのは、年中さんのお母さん。
私たち保育者が、「〇〇ちゃん、手伝ってくれる?」と声をかけると、
その子は、恥ずかしそうに首を横に振りながら、こう言いました。
「できないから…」
でも、見ていると本当はできそうなこともたくさんあるんです。
あと少し、“やってみよう”の気持ちさえあれば――。
✅ どんなに知識があっても、自信がなければ力は発揮されにくい。
✅ 逆に、自分を信じる力がある子は、失敗さえも前向きに受け止めていける。
「IQの高さ」だけでは語れない、子どもたちの可能性。
それを大きく左右するのが、“自信”という目には見えない心のエンジンです。
この記事では、幼児期に「自信を持つ子」に育てるための関わり方についてお伝えしていきます。


1. 自信がある子は、なぜ伸びる?
「どうせできない」
「間違えたらイヤだな…」
そんな気持ちでいっぱいの子どもは、
本来持っている力さえも発揮できなくなってしまうことがあります。
一方で、たとえうまくいかなくても
「やってみる!」「もう一回やってみる!」と前向きに取り組む子もいます。
違いを生むのは――“自信”です。
確かにIQ(知能指数)は学力や理解力に関わりますが、
それだけでは乗り越えられない壁も、人生にはたくさんあります。
「できた」「がんばった」「わかってくれた」
そんな経験の積み重ねが、子どもの心に“自分って大丈夫”という感覚を育てていきます。
次章では、幼児期に自信の土台を育てるために大事な環境や声かけについて、くわしくご紹介します。


2. 幼児期に育てたい“自信”の土台
自信は、あとから“与える”ものではありません。
それは、毎日の暮らしの中で、少しずつ“育っていく”ものです。
「やってみたい」と思える心
「失敗しても大丈夫」と感じられる安心感
「誰かが見守ってくれている」という信頼
――これらが積み重なることで、子どもの中に「自分は大丈夫」という感覚が育っていきます。
👩🏫 焼津中央幼稚園では、こうした心の土台を育てるために、
保育の中で次のようなことを大切にしています。
✅ 小さな挑戦をたくさん経験できる環境をつくる
✅ 子どもの「やってみたい」を否定せず受け止める
✅ 結果よりも「がんばった過程」に目を向ける
✅ できる・できないで判断せず、気持ちを尊重する
たとえば、製作の時間にうまくできなかった子がいても、
「ここまで自分でできたね」「色の選び方が素敵だったよ」
そんなふうに声をかけます。
これは、甘やかしではありません。
“やってみようと思った気持ち”にしっかり目を向けることが、
次の一歩へとつながる大切な支えになるのです。
家庭でも、日常の中で
「ありがとう」「たすかったよ」「見てたよ」
そんなひとことが、子どもにとっては宝物のような励ましになります。


3. 自信を育てるための関わり方
そう声をかけることは、子どもを認めるうえで大切な関わりです。
けれど、自信を“本当の意味で”育てていくには、少しだけ工夫が必要です。
たとえば、お母さんがこんなふうに言ったとします。
「テストで100点とったの?すごい!」
でも、その子が次に90点を取ったとき、こう思うかもしれません。
「100点じゃないから、すごくないのかな…?」
✅ 自信を支えるのは、“結果”よりも“プロセス”。
✅ だからこそ、「チャレンジしたこと」「諦めなかったこと」「工夫したこと」を認める言葉がけが大切です。
🗣 焼津中央幼稚園でよく使う言葉がこちらです。
こうした声かけは、子どもに「自分は価値のある存在なんだ」と感じさせてくれます。
また、子どもが失敗したときこそ、大きなチャンス。
「それでいいよ」ではなく、
「悔しかったね」「またやってみようか」と、
気持ちを共有しながら、次への意欲を引き出していくことがポイントです。
家庭でも、「何ができたか」だけを見るのではなく、
「どう感じたか」「どうやって頑張ったか」に目を向けてみてください。
そのまなざしが、子どもにとっての“自信の栄養”になるのです。


まとめ|「自信」という力が、子どもの未来を切り拓く
子どもが育っていく過程では、
できないことに出会うことも、失敗することも、たくさんあります。
でも、「やってみよう」「次はこうしてみよう」と前に進める子には、
共通して“自分を信じる力”が育っているのです。
この「自信」という力は、IQや知識だけでは補えない、
子ども自身が未来を切り拓いていくための“心の土台”です。
焼津中央幼稚園では、子ども一人ひとりの「やってみたい」「できたかも」を大切にし、
その気持ちをしっかり受け止めながら関わることを心がけています。
✅ 小さな挑戦に拍手を送る
✅ 失敗にも寄り添う
✅ 結果より、取り組む姿勢に注目する
こうした日々の積み重ねが、
子どもたちの中に、「わたしにもできる」「ぼくにもやってみたい」という力を育てていくのです。
私たちは、知識より先に、子どもたちの“心”を育てたい。
どんなときも、安心して自分らしく挑戦できる園であり続けたいと願っています。
🍀見学やご質問はいつでも歓迎しています。
ぜひこちらからお問い合わせくださいね。
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