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「幼稚園入園後に泣き続ける子…どう接すればいい?」

~目次~


1. 入園後に泣くのはよくあること?
2. 登園前・登園後の対応法
 ✅気持ちを否定せず、安心を伝える
 ✅スッと離れる勇気も必要

3. 慣れるまでのステップ
 ✅よくある“慣れていく”パターン

4. ママの不安も自然なこと

「朝になると泣き出して、制服すら着てくれなくて…」
「うちの子だけ、こんなに泣いてて大丈夫なんでしょうか?」

「何日も泣きっぱなしで、心が折れそうです…」

「大丈夫ですよ。実は、最初は泣く子の方が多いくらいなんです」

入園したばかりの子どもにとって、
ママと離れる時間は、とても大きな変化です。
泣いてしまうのは、むしろ自然な反応。

それでも、目の前で涙を流すわが子を見ると、
ママのほうがつらくなってしまいますよね。

この記事では、
幼稚園に入園したあとに「泣き続ける子」への接し方と、
ママ自身の気持ちの持ち方について、お話ししていきます。

1. 入園後に泣くのはよくあること?

「うちの子だけ、こんなに泣いてるのかも…」

そう思ってしまうママも多いかもしれません。
でも実は、入園してしばらく泣く子は、決して少数派ではありません

「慣れるまで毎日泣いていた子も、今では笑顔で登園していますよ」

幼稚園は、子どもにとってはじめての“社会生活”
おうちの安心感から離れ、新しい人・場所・ルールの中に飛び込むのですから、
不安や戸惑いを感じて当然です。

✅ 特に「分離不安」が出やすいのは、3歳前後の時期。
✅ 泣くことで自分の気持ちを表現している

泣いているからといって、
幼稚園が合っていないわけではありません。
むしろ、少しずつ新しい環境に“自分のペースで適応しようとしている証”なのです。

焦らず、比べず、
「うちの子は“いま”泣いているだけ」と受け止めることが、
ママにとっても、お子さんにとっても大切なスタートになります。

2. 「泣く子」にどう接すればいい?登園前・登園後の対応法

・朝の支度が進まない。
・玄関の前で泣き出す。
・バスや門の前でしがみついて離れない…。

そんな毎日に、ママの方が涙が出そうになることもあるかもしれません。

「“もう泣かないで”って言いたくなるんですけど…いいんでしょうか?」

「大丈夫です。泣いている気持ちを、まずは“わかるよ”って受け止めてあげてくださいね」

✅ 登園前:気持ちを否定せず、安心を伝える

泣いているときに「泣かないの!」と言ってしまうと、
子どもは「泣いちゃいけない」と思い込み、さらに不安を抱えることも。

代わりに、
「ママも寂しいけど、幼稚園に行ってがんばる○○を応援してるよ」
「今日は先生とこんなことあるって言ってたね」
など、安心感と期待を一緒に伝える声かけがおすすめです。

✅ 登園時:スッと離れる勇気も必要

玄関先やバスの前で長く引きとめたり、
何度も「大丈夫?」と声をかけたりするのは、逆効果になることも。

子どもは、ママの不安な表情をすぐに察知します。
短く、笑顔で送り出す姿勢が、子どもの背中を押してくれます。

「ママが“よし、任せた!”という顔で送り出すと、子どもは“行っていいんだ”って思えるんです」

泣いても大丈夫。
それでも「来れた」ことが、自信の一歩になります。

3. 泣く期間はどれくらい?慣れるまでのステップ

「毎日泣いていて、いつになったら落ち着くの…?」

そんなふうに、不安を感じるママの声をよく耳にします。

でも、ご安心ください。
子どもが幼稚園生活に慣れるスピードは本当に人それぞれです。

「早い子は数日、時間がかかる子は1ヶ月以上かけて、少しずつ慣れていきますよ」

✅ よくある“慣れていく”パターン

第1週目:泣いても登園はできる(がんばっている状態)

第2週目:疲れが出てさらに泣く(「後戻り」に見える時期)

第3〜4週目:先生や友達の存在に少しずつ安心感が芽生える

1ヶ月〜2ヶ月後:泣かずに「行ってきます」が言える日が出てくる

つまり、「泣く → 慣れる」ではなく、
「泣いて → 少し慣れて → また泣いて → 少しずつ慣れる」
という行きつ戻りつのリズムが、むしろ自然なのです。

そして、泣きやんだきっかけになるのは、ちょっとしたこと。

・先生に笑顔で迎えられた
・好きなおもちゃがあった
・お友達と手をつないでみた
・「泣いても大丈夫」と思えた

こうした“安心できる経験”を一つずつ積み重ねていくことで、
子どもは少しずつ、自分の足で一歩を踏み出していきます。

4. ママの不安も自然なこと|親子で乗り越える入園期

「泣いているわが子を置いて帰るなんて…」
「本当にこのままで大丈夫なの?」

そんなふうに、ママ自身の心が揺れてしまうのは、
決して“弱い”からではありません。

それだけ、お子さんを大切に想っている証です。

「子どもが泣いているとき、実はママの気持ちも試されているんです。
でも、ママが笑顔でいることが、子どもにとって何よりの安心材料なんですよ」

子どもは、ママの表情や雰囲気を敏感に感じ取ります。
ママが不安そうだと、
「やっぱり幼稚園は怖いところなのかも」と思ってしまうことも。

無理に明るくふるまう必要はありませんが、
「泣いても大丈夫だよ」
「先生にちゃんと頼んだから安心してね」
そんなふうに信頼を伝える言葉をかけてあげてください。

そしてママ自身も、
不安や疲れを一人で抱え込まず、
先生や周囲に気持ちを共有しながら過ごしていくことが大切です。

子どもが泣きながら頑張る日々も、
いつかきっと笑顔に変わっていきます。

焼津中央幼稚園では、
そんな“はじめの一歩”を、親子と一緒に歩んでいく存在でありたいと考えています。

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