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「子どもが園のことを話してくれない…」よくある理由とママにできること

~目次~

1. 話さない3つの理由
 ①記憶の整理がまだ苦手だから
 ②園と家を自然に切り替えているから
 ③聞かれ方によって話しにくいことも

2. 聞き方と関わり方
 ①質問は“具体的に”“小さく”
 ②話し始めたら、途中でまとめない
 ③教えてくれてありがとう

3. 園では子どもの気持ちを大切にしています
 ①「今日もがんばったね」
 ②先生からちゃんとお話します

さいごに|成長の一部

「今日、幼稚園でどんなことしたの?」

帰り道やお風呂の時間につい聞きたくなるこの質問。
でも返ってくるのは、
「わかんない」「忘れちゃった」
ばかりじゃありませんか?

「ちゃんと楽しめてるのかな…」
「お友だちとうまくやってるかな?」

園での様子が分からないと、
つい色んなことを考えてしまって、不安になってしまいますよね。

でも実は、
子どもが園でのことを話してくれないのって、
決してめずらしいことではないんです。

それどころか、発達の専門家や保育の現場でも
「このくらいの年齢だとよくあること」と言われるくらい。

この記事では、
そんな子どもが園のことを話さない理由と、
ママができるちょっとした関わり方のコツをお届けします。

最後には、
「話してくれないことも、実はちゃんと成長してる証拠かもしれない」
そう感じてもらえたら嬉しいです。

1. 実は普通?子どもが園のことを話さない3つの理由

「なんでうちの子だけ、園のことを話してくれないのかな…?」

こんなふうに心配してしまうママも多いと思います。
でも実は、それにはちゃんと理由があるんです。

ここではよくある3つの理由を、ちょっと解説してみますね。

① 記憶の整理がまだ苦手だから

幼児期の脳は、まだ一日の出来事を順序立てて思い出すのがとても難しいもの。

特に3歳〜5歳ごろは、
「楽しかったこと」「嬉しかったこと」が頭の中には残っていても、
それを大人のように整理して話す力がまだ発達途中です。

だからママに「今日なにしたの?」と聞かれても、
“うまく思い出せない”ことがよくあるんですね。

「なるほど、忘れちゃったんじゃなくて整理が追いつかないのかも…」

② 園と家を自然に切り替えているから

子どもって、大人が思うよりもずっと柔軟です。
園では園の顔、家では家の顔――
そんなふうに、自然に気持ちを切り替えていることもあります。

「園は園、家は家」という感覚がしっかりしている子ほど、
家に帰ったら園の話をしない、というのはむしろ安心して家庭に戻っている証拠なのかもしれません。

③ 聞かれ方によって話しにくいことも

「今日なにしたの?」とざっくり聞かれると、
まだ言葉の引き出しが少ない子どもは、
「何を答えたらいいのか分からない」状態になってしまうことがあります。

大人同士なら会話が自然に続く質問も、
子どもにはちょっと漠然としすぎているのかもしれませんね。

「そっか…話してくれないのは、ちゃんと理由があるんだね。」

大丈夫。
子どもなりのペースで毎日を一生懸命過ごしているからこそ、
家ではホッとして、うまく言葉にならないだけなのかもしれません。

2. 園での出来事をもっと話したくなる、聞き方と関わり方

「じゃあどうやって聞いたらいいの?」

「話してくれないのは分かったけど、やっぱりちょっとは知りたい…」

もちろんです。
大切なお子さんの園での様子、気になりますよね。

ここでは、少しだけ子どもが話しやすくなる質問の仕方や関わり方をご紹介します。

①質問は“具体的に”“小さく”

「今日は何したの?」と聞くよりも、
「今日は誰とお砂場遊びした?」
「先生はどんなお話してくれた?」
みたいに、具体的に問いかけてみるのがおすすめ。

さらに、
「お弁当の時間、何が一番おいしかった?」
「誰か転んじゃった子いた?」
など、ちょっとした出来事をピンポイントで尋ねると、
子どももイメージが湧きやすくなります。

②話し始めたら、途中でまとめない

子どもがぽつりぽつりと話してくれたとき、
つい「つまりこういうこと?」ってまとめてしまいがちですよね。

でも実はそれ、子どもにとっては
「まだ自分で話したかったのに…」となってしまうことも。

だから、話し始めたら途中でまとめず、
「へえ〜!それでどうしたの?」と続きをゆっくり聞いてみるのがおすすめです。

③小さな一言でも「教えてくれてありがとう」

ちょっとした一言でも、
「そうなんだ〜!教えてくれてありがとう。」と返してあげてください。

そうすると子どもは、
「お話してよかったな」「また話してみようかな」って感じるようになります。

「でも、無理に聞き出してるみたいにならない?」

大丈夫です。
無理に毎日聞き出そうとしなくても、
子どもはちゃんと安心できる場所にいれば、いつか自然に話してくれるようになるものです。

3. 園では子どもの気持ちをこんなふうに大切にしています

「うちの子、園で大丈夫かな…」

「家では甘えん坊だけど、ちゃんとやっていけてるんだろうか?」

そんな風に心配になる気持ち、よくわかります。

でも実は、園では子どもの言葉にならない思いや、
ちょっとした表情や仕草をとても大切に見守っているんです。

①無理に話させるより、「今日もがんばったね」

園では、子どもに「今日は何が楽しかった?」と毎日聞くことは少ないかもしれません。

それよりも――
一緒に遊び、一緒に食べて、一緒に笑いながら、
子どもの小さな変化やその日の気持ちに寄り添う時間を大事にしています。

だから、もしママの前であまり話してくれなくても大丈夫。

子どもは園という集団の中で、
ちゃんとその子なりに一日を過ごし、小さな挑戦やがんばりを積み重ねています。

②気になることがあれば、先生からちゃんとお話します

「でも、もし何かトラブルがあったらどうしよう…」

そんな不安もありますよね。

園では、普段と違う様子があれば、
先生から必ずお話しがあります。

「今日はちょっと元気がなかったんですよ」
「少しお友だちとぶつかっちゃって…」など、
子どもの変化を細かく見守って、必要なことはしっかりお伝えします。

だから、ママは安心しておうちで「おかえり」と迎えてあげてください。

さいごに|「話してくれない」も成長の一部です

「うちの子、やっぱりちょっと心配…」

「このまま話してくれなかったらどうしよう…」

でも、大丈夫ですよ。

子どもが園でのことを話さないのは、
まだ頭の中や心の中で整理が追いついていないだけのことも多いです。

むしろ園ではその日その日をめいっぱい過ごして、
疲れちゃって家では安心してホッとしているからこそ、
上手におしゃべりできないのかもしれません。

だからこそ、おうちではいつも通りの笑顔で「おかえり」と迎えてあげてください。

そして少しずつでも話してくれたら、
「教えてくれてありがとう」と伝えてあげてくださいね。

それだけで、子どもの中に
「話すって気持ちいいんだ」
「聞いてくれてうれしいな」
という気持ちがしっかり芽生えていきます。

園でも、子どもたち一人ひとりの「言葉にならない思い」にそっと寄り添いながら、
今日もまた、小さな成長の積み重ねを大事にしています。

「うちの子、話してくれないな」
そんな風に感じるときも、きっとそれはちゃんと育っている証拠。

ママのやさしいまなざしがあれば、
これから先、きっといろんなことを少しずつ話してくれるようになりますよ。

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