~目次~
『行きたくない』に込められた気持ち
🌱 「嫌い」とは限らない
言葉の前に出るサイン
👀 こんな変化は見逃したくない
家庭でできる受け止め方
🍀 朝の会話は短くて大丈夫
☀️ 家でできること
安心して通う一歩へ
朝の支度をしていると、
子どもから急に
「もう幼稚園行きたくない」と言われる。
泣きながら言う日もあれば、
ぼそっと小さく言う日もあります。
昨日まで普通に通っていたのに、
どうして急に。
何かあったのか、それとも甘えなのか。
すぐに答えが見つからないからこそ、
余計に気になります。
幼児教育や保育の考え方では、
子どもが安心感と信頼感をもって過ごせること、
生活リズムを大切にすること、
一人ひとりの発達や個人差に
配慮することが重視されています。
まずはこの一言を、
困らせるための言葉ではなく、
その子なりのサインとして
受け止めることから始めたいですね。

『行きたくない』に込められた気持ち
「幼稚園行きたくない」と言う理由は、
一つではありません。
友達とけんかした、先生に注意された、
行事の練習が増えた、朝眠い、
週末で生活リズムが崩れた。
こうしたことが重なると、
子どもはその気持ちをうまく分けて説明できず、
まとめて「行きたくない」と
言うことがあります。
大人のように
「今日は少し疲れているし、
昨日のことも気になっている」
と自分の気持ちをうまく言葉にするのは、
まだ難しい時期です。
だからこそ、短い一言の中に、
疲れ、不安、緊張、さみしさが
一緒に入っていることがあります。
保育では、子どもの思いや願いを
受け止めることが大切だと示されており、
この言葉もまずは背景ごと
受け止める視点が必要です。
🌱 「嫌い」とは限らない

そんなに幼稚園が嫌なのかなって、つい思ってしまいます。

園が全部嫌というより、その日の何かがしんどいことも多いですよ。
たとえば、
月曜日の朝だけ強く嫌がる子もいます。
長い休みのあと、
いつものペースに戻りにくい子もいます。
行きたくない気持ちは、
幼稚園そのものへの拒否ではなく、
切り替えの難しさとして出ることもあります。
文部科学省の資料でも、
幼児が不安を感じると
自己発揮しにくくなること、
ありのままの姿を受け止めることが
大切だと示されています。
すぐに「わがまま」と決めず、
その日だけ強いのか、
特定の曜日に表れやすいのかを見ていくと、
受け止め方が変わってきます。

言葉の前に出るサイン
「行きたくない」と口にする前に、
すでに小さなサインが出ていることがあります。
朝だけ食欲が落ちる。
制服に着替えようとすると手が止まる。
いつもより甘えが強い。
おなかが痛い、頭が痛いと言う。
こうした変化は、
気持ちが体に出ている場合もあります。
こども家庭庁の資料では、
子どもの気持ちの不安定さは
頭痛や腹痛などの不定愁訴として
身体に表れやすいとされています。
平日は気を張っていて、
家に帰ってから崩れる子もいます。
だから、園で元気に見えたとしても、
それだけで大丈夫とは言い切れません。
言葉より先に出る変化を見つけると、
子どものしんどさに早く気づきやすくなります。
👀 こんな変化は見逃したくない
✅ 朝だけ機嫌が急に悪くなる
✅ 週末や連休明けに強く嫌がる
✅ 幼稚園の話題になると黙る
✅ 家に帰るとどっと疲れた様子になる

熱はないのに、おなかが痛いって言うんです。

体の不調として出ることもあります。
言葉にしにくい年齢だからですね。
厚生労働省の資料でも、
子どもの状態を見るときは熱だけでなく、
機嫌、食欲、眠り、元気さなど、
普段との違いを幅広く見ることが
大切とされています。
小さなサインが数日続くなら、
朝の一言だけで判断せず、
前の日からの様子も一緒に見ていくと、
子どもの気持ちに気づきやすくなります。

家庭でできる受け止め方
子どもに「行きたくない」と言われたとき、
最初にやりたいのは説得より受け止めです。
「なんで?」「昨日は楽しかったでしょ」と
返したくなりますが、
朝の短い時間に理由を問い詰めると、
子どもは余計に言葉が出にくくなります。
先に
『そうか、
今日は行きたくない気持ちなんだね』と
短く返すだけでも違います。
保育では、
子どもの主体としての思いや
願いを受け止めること、
保護者の意向も理解しながら
援助することが大切とされています。
朝は理由をすべて聞き出す時間ではなく、
子どもの気持ちを
どう受け止めるかを見る時間と
考えるほうがうまくいきやすいです。
🍀 朝の会話は短くて大丈夫

理由をちゃんと聞かなきゃって、焦ってしまいます。

朝は全部聞けなくても大丈夫です。
気持ちを受けるだけでも違いますよ。
たとえば、「行きたくない」に対して、
「そっか、今日は重たいね」
「あとで先生にも伝えておくね」と返す。
これだけでも、
子どもは一人で抱えていないと
感じやすくなります。
そのうえで、前日の睡眠、朝食、
週末の予定の詰め込み方も
見直したいところです。
厚厚生労働省は、
子どもの生活リズムを大切にし、
健康で情緒の安定した生活ができる環境を
つくることを重視しています。
起きる時間や寝る時間が大きく乱れると、
朝のしんどさは強く出やすくなります。
☀️ 家でできること
✅ 前日の就寝時間を遅らせすぎない
✅ 朝食や着替えの順番を
なるべく固定する
✅ 「行けたか」だけでなく
「支度できた」を認める
✅ 先生に伝えたいことは、
一言でメモしておく
行きたくない気持ちが続くときは、
家庭だけで抱え込まないことも大切です。
担任に「朝だけ嫌がる」「月曜に強い」
「腹痛が出やすい」など、
事実ベースで伝えると、
園でも様子を見やすくなります。
園での様子と家庭での様子を
合わせて見られると、
原因を一つに決めなくても、
子どもに合う関わり方を探しやすくなります。

安心して通う一歩へ
「もう幼稚園行きたくない」という言葉は、
すぐに大きな異常を意味するとは限りません。
ただ、その一言を何度も聞くなら、
子どもが今どこで力を使っているのかを
見直すきっかけにはなります。
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